近年、クリエイティブ職の転職先候補として人気が高まっているUIデザイナー。実際にUIデザイナーへの転職を考えてみると、以下のような疑問や悩みが浮かんでしまうのではないでしょうか。
UIデザイナーを目指す男性
UIデザイナーを目指す女性
そこで本記事ではUIデザイナーを目指すのに、おすすめの転職エージェントを紹介しています。
サービスを選ぶときの基本や転職する前に押さえておきたい知識についても解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- UIデザイナーにおすすめの転職エージェント8選
- UIデザイナー向け転職エージェントの選び方
- UIデザイナーへの転職で押さえておきたい必須知識
UIデザイナーにおすすめの転職エージェント一覧【2023年最新】
まずは本記事で紹介するUIデザイナーにおすすめの転職エージェントを一覧にしてみました。
IT業界での経験がある方におすすめの転職エージェント | おすすめできるケース |
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ウィルオブテック | ・自分が考えるキャリアプランに沿った提案をしてもらいたい
・手厚いサポートをしてほしい |
リクルートエージェントIT | ・なるべく多くの求人から選びたい
・地方で働きたい |
レバテックキャリア | ・質の高い求人を選びたい
・高い専門知識を持った人にサポートしてもらいたい |
マイナビクリエイター | ・ポートフォリオ作成のサポートをしてほしい
・きめ細かいフォローがほしい |
Geekly | ・ゲーム業界で働きたい
・年収をアップさせたい |
IT業界での経験がない方におすすめの転職エージェント | おすすめできるケース |
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ワークポート | ・転職自体が未経験で不安
・しっかりした実績を持つサービスを選びたい |
Webist | ・正社員以外も視野に入れたい
・クリエイターに特化したサービスを選びたい |
doda | ・多くの求人を比較・検討したい
・自己分析が苦手 |
「UIデザイナーにおすすめ」という同じ括りでも、サービスとしての強みは個々で違います。
これまでのキャリアや希望条件、転職における不安要素などに合わせて、自分に最適なサービスを選択しましょう。
UIデザイナーにおすすめの転職エージェント5選
それでは先に紹介したサービスの詳細について解説していきます。これから紹介するのは、すでにIT業界での経験がある方へおすすめするサービスです。
具体的には以下に示した5つのサービスとなります。
- ウィルオブテックキャリア|専属2名のアドバイザー
- リクルートエージェントIT|求人数業界NO.1
- レバテックキャリア|キャリアアップを狙いたい人向け
- マイナビクリエイター|求人数が豊富
- Geekly|ゲーム業界への転職に強い
ポイントは各転職エージェントの特徴をしっかり理解したうえで、自分に合ったサービスを選択することです。
そうすればサービスの利用効果を最大限発揮できるうえに、転職成功率の上昇にもつながります。(ここで掲載している情報は2023年9時点のものです)
ウィルオブテック|専属2名のアドバイザー
運営元 | 株式会社ウィルオブ・ワーク |
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公開求人数 | 2,122件 |
非公開求人数 | 不明 |
公開求人の勤務地 | 全国(半数以上は東京都) |
Webデザイナー・UIUXデザイナー求人数 | 50件 |
求人票の条件だけを見ずに、利用者が望むキャリアプランも考慮した提案を得意とするのがウィルオブテックです。
したがって明確なキャリアプランを持っているエンジニアにとって最適な転職サービスと言えるでしょう。
特徴は役割の違う2名のキャリアアドバイザーが専属でサポートしてくれる点で、しっかりとした企業対策と高い内定率が魅力のサービスです。
年収アップを見据えた提案も可能ですので、キャリアアップの手段としてUIデザイナーを目指している方にもおすすめでしょう。
リクルートエージェントIT|求人数業界NO.1
運営元 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 118,094件 |
非公開求人数 | 99,330件 |
公開求人の勤務地 | 全国 |
Webデザイナー・コーダー・UIUXデザイナー・アートディレクター 求人数 | 3,774件(非公開求人数は2,050件) |
リクルートエージェントITは人材サービス業大手の株式会社リクルートが運営するIT転職専用サイトになります。
リクルートエージェントITの魅力は業界最大級の求人数です。求人数が少なくなってしまうUIデザイナーでも、比較的多くの選択肢を期待できるでしょう。
リクルートエージェントITの特長をさらに活かそうと考えた場合、求人数が落ちてしまう特化型エージェントとの併用もおすすめとなります。
またサービスの規模が大きく全国対応のため、地方での勤務を望んでいる方は最優先で登録しておくべきエージェントと言えるでしょう。
レバテックキャリア|キャリアアップを狙いたい人向け
運営元 | レバテック株式会社 |
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ITエンジニア公開求人数 | 20,159件 |
非公開求人数 | 不明 |
公開求人の勤務地 | 全国(ほぼ東京都) |
デザイナー求人数 | 3,051件 |
レバテックキャリアはエンジニア向けの転職エージェントとして認知度の高いサービスです。
IT業界の市場・技術・企業を知り尽くしたアドバイザーが多数在籍し、プロならではの目線と高い分析力で利用者に有益なアドバイスをしてくれます。
また企業のニーズを知るために年7,000回ものヒアリングを繰り返し、最新かつリアルな情報を保有していることもサービスの大きな特徴です。
クリエイター専門としても運営しデザイナー求人の検索窓もあるため、UIデザイナーを目指す場合にも押さえておくべき転職エージェントと言えます。
マイナビクリエイター|ポートフォリオ作成に強み
運営元 | 株式会社マイナビワークス |
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公開求人数 | 4,890件 |
非公開求人数 | 不明 |
公開求人の勤務地 | 東京・愛知・大阪・福岡 |
UIデザイナー求人数 | 214件 |
人材大手マイナビの子会社が運営するマイナビクリエイターは、Web・ゲーム・ITを専門とする転職エージェントになります。
マイナビクリエイターをおすすめする理由は、クリエイターの転職で鍵となるポートフォリオ作成サポートに強みを持つ点です。
Web・ゲーム業界の出身者を中心としたキャリアアドバイザーが、高く評価してくれるポートフォリオを作り上げるための手順・アドバイスを伝えてくれるでしょう。
また非公開求人についてはマイナビクリエイターのみの募集や、マイナビクリエイターから提案して採用に至るケースなど独自色の強い内容となっています。
Geekly|ゲーム業界への転職に強い
運営元 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
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公開求人数 | 17,303件 |
非公開求人数 | 不明 |
公開求人の勤務地 | 東京中心 |
Webデザイナー・ゲームUIデザイナー求人数 | 574件 |
ギークリーは転職成功割合95%、職場定着率97%などの実績を持つIT・Web・ゲーム業界特化の転職エージェントです。
キャリアアドバイザーはエンジニア・クリエイター・ゲームなど得意とする分野で分けられており、より深い専門知識を持つ人材にサポートしてもらえることが特徴と言えます。
マッチング精度やそれに伴う内定率の高さに定評があり、利用者の7割が年収アップに成功している転職支援サービスです。
Cygamesやカプコン、スクウェア・エニックスなどのゲーム関連企業が主要取引先に並んでいるため、ゲーム業界に所属するUIデザイナーを目指すなら押さえておくべきでしょう。
【未経験向け】UIデザイナーへ転職したい人におすすめの転職エージェント
続いてIT業界が未経験の方におすすめの転職エージェントを紹介いたします。気になる内容は次のとおりです。
- ワークポート|未経験者へのサポートが手厚い
- Webist|クリエイティブへの転職向け
- doda|豊富な求人を保有
異業種・異職種からのUIデザイナー転職だと、同業種からの転職と比べて選択できる求人は少なくなってしまいます。
それだけに転職エージェントの重要性も高まりますので、サービスの特徴をしっかり把握して間違いのない選択を目指しましょう。(掲載している情報は2023年9時点のものです)
ワークポート|未経験者へのサポートが手厚い
運営元 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 80,084件 |
非公開求人数 | 不明 |
公開求人の勤務地 | 全国 |
Webデザイナー・UI・UXデザイナー求人数 | 861件 |
総合型でありながらIT業界に強みを持つワークポートの特徴は、キャリアコンサルタントを「転職コンシェルジュ」と呼び一人ひとりに寄り添った質の高いサポートを提供してくれる点になります。
転職活動で生まれる不安や悩みもしっかりと解消してくれるため、転職が初めてという方にも最適のサービスです。
転職支援コンテンツが充実していて、転職に関するさまざまな知識やデータもすぐに取得できます。
転職決定人数No.1や転職相談67万人など、初めて利用するに足る実績を持っているサービスと言えるでしょう。
Webist|クリエイティブへの転職向け
運営元 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
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公開求人数 | 9,402件 |
非公開求人数 | 不明 |
公開求人の勤務地 | 全国(関東中心) |
Webデザイナー求人数 | 1,293件 |
Webist(ウェビスト)は1990年に設立した世界規模のクリエイターエージェンシー「クリーク・アンド・リバー社」が運営する就業支援サービスです。
運営会社の強固なクリエイティブネットワークを背景としているため、大手や有名企業の求人も多数保有しています。
正社員以外に契約社員や派遣などの求人も扱っており、さまざまなワークスタイルを実現できるサービスです。
契約社員や派遣などの雇用形態は、正社員と比べて転職へのハードルが下がるケースもあります。目指す会社があるけど実績が足りない、そんな場合にもおすすめのサービスです。
doda|豊富な求人を保有
運営元 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 211,408件 |
非公開求人数 | 不明 |
公開求人の勤務地 | 全国(半数は関東) |
UI・UXデザイナー求人数 | 773件 |
dodaは利用者が直接企業へ応募する「転職サイト」型ですが、求人紹介や転職相談も実施している「転職エージェント」型の側面も備えているサービスです。
保有する求人数が多いため、未経験からでも挑戦できる案件に出会える可能性があります。非公開求人も保有しているため、エージェントサービスを利用することで可能性はさらに広がるでしょう。
未経験からの転職で自身の強みがわからないと言った場合でも、キャリアアドバイザーへの相談や充実した自己分析ツールで解決できる点がおすすめポイントです。
【失敗しない】UIデザイナー向け転職エージェントの選び方
ここまでUIデザイナーにおすすめの転職エージェントを紹介してきました。
ここからは自分でUIデザイナー向けの転職エージェントを選びたいという方に向けて、失敗しないためのポイントを紹介しておきます。
- 平均年収を確認し求人の質が高いエージェントを選ぶ
- 未経験者はサポート力を重視して選ぶ
それではそれぞれの項目について詳しく解説していきましょう。
平均年収を確認し求人の質が高いエージェントを選ぶ
IT業界の経験がある場合、環境改善・キャリアアップを転職の目的としているケースも多いのではないでしょうか。
転職エージェントでも平均年収アップを是としている傾向が強いですが、より効果を上げるためにも利用者の平均年収が高い特化型サービスを選びましょう。
平均年収が公開されていないサービスは、年収アップ率を指標にしてみてください。
これらの数値はそのエージェントで紹介される求人の質とも密接に関係します。登録者の年収関係に注目すれば、より期待値の高いサービスを選択できるでしょう。
未経験者はサポート力を重視して選ぶ
IT業界の経験がなくUIデザイナーへの転職に挑戦する場合は、超えるべきハードルも高くなります。そのため転職エージェントを選ぶポイントとしては、サポート力を重視するべきでしょう。
サポート力の高さを知るには、サービスの実績や内容、コンテンツに注目します。実績については転職支援人数や内定率、サービス内容で重視したいのは求人数や書類添削・面接対策です。
コンテンツ面を見るなら、転職に関する記事・コラムが充実している、作業を簡略化できるツールを備えている、そういったサービスがおすすめとなります。
UIデザイナーへの転職で押さえておきたい必須知識
記事の最後にUIデザイナーへの転職で押さえておきたい必須知識をまとめておきましょう。UIデザイナーの仕事内容や将来性、平均年収および資格について解説していきます。
転職しない、もしくは転職先を変更するといった考えも時には必要です。UIデザイナーの現状をしっかりと把握して、後悔のない選択をしましょう。
UIデザイナーの概要【仕事内容・将来性】
UIデザイナーのUIとはUser Interface(ユーザーインターフェース)の略です。インターフェースは接点を意味し、Webサイトの場合だとサイトの見た目や使いやすさを指す言葉になります。
つまりUIデザイナーの仕事は、ユーザーの目に入るもの・操作するものすべてをデザインすることと言えるでしょう。
UIデザイナーが持つスキルは将来的にも求められる可能性が高く、需要が無くなることはあまり考えられません。技術力さえ保っていれば今後のIT業界でも活躍していける職種だと言えます。
注意しておきたいのはUIデザイナーの仕事が、UXデザイナーやWebデザイナーの業務範囲として考えられる側面があることです。
UIデザイナーという職種名での求人は減少していく可能性もあるため、業務内容をよく見て判断する必要があるでしょう。
UIデザイナーの平均年収
UIデザイナーの平均年収を求人ボックスで参照すると598万円となっています。UIデザイナーの業務が含まれることのあるUXデザイナーは624万円です。
Webデザイナーの平均年収は473万円となっていますが、これはスキルによって携われる業務範囲が広いことに起因します。
一方で求人の傾向を見ると400~700万円のものが多く、800万円以上の高額案件も見られるのが現状です。
日本における労働者の平均年収は455万円と言われていますので、UIデザイナーの平均年収は比較的高額であると言えるでしょう。
UIデザイナーへの転職が有利になる資格
UIデザイナーへの転職で必須と言える資格はありません。ですが転職で有利となる資格は存在します。特に未経験の場合は知識の証明として提示できるため、前向きに資格取得を検討してみましょう。
UIデザイナーへの転職におすすめの資格は以下のとおりになります。
概要 | 合格率 | |
---|---|---|
Photoshop®クリエイター能力認定試験 | ・UIデザイナーの必須ツール「Photoshop®」の活用能力を測定・評価する資格検定試験
・試験内容はスタンダードとエキスパートの2種類あり ・エキスパートには知識問題が追加され、全体の難易度も若干上昇する |
73.9%(2020年) |
Illustrator®クリエイター能力認定試験 | ・UIデザイナーの必須ツール「Illustrator®」の活用能力を測定・評価する資格検定試験
・試験内容はスタンダードとエキスパートの2種類あり ・エキスパートには知識問題が追加され、全体の難易度も若干上昇する |
72.8%(2020年) |
ウェブデザイン技能検定(UIデザイン) | ・Webデザインの知識や技能、実務能力を問うWeb業界唯一の国家検定制度
・1級から3級までの資格があり、3級が初心者向け、ただし面接でのアピール力が高くなるのは2級から ・1・2級は実務経験が無いと受験できない |
・1級10~20%
・2級30~40% ・3級60~70% |
Webクリエイター能力認定試験 | ・Webクリエイターに必要な基本スキルを証明
・試験内容はスタンダードとエキスパートの2種類あり ・エキスパートには知識問題が追加され、全体の難易度も若干上昇する |
90.5%(2021年) |
【まとめ】UIデザイナーにおすすめの転職エージェント
UIデザイナーにおすすめの転職エージェントには、特化型と総合型の2種類があります。IT業界の経験があるなら特化型、未経験なら総合型の利用がおすすめです。
目指す業界や希望するキャリア、またはご自身の状況に合った転職エージェントへ登録しましょう。
複数のサービスを併用してそれぞれの強みをうまく利用すると、より効率的な形で転職活動を進められます。
本記事で紹介したおすすめの転職エージェントもチェックしてみて、ぜひUIデザイナーへの転職を成功させてください。